FX取引を行う上で、「建値」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。FXの建値とは、エントリーした価格を基準とする重要な概念であり、適切に活用することでリスク管理を強化することができます。

例えば、FXで建値にするとは、エントリーした価格で決済を行い、利益も損失も発生させずに取引を終了する方法を指します。
一方で、建値を置くとは、ストップロス(損切り注文)を建値に変更することで損失を回避する手段のひとつです。特に、含み益が発生した後の相場の変動によっては、建値で逃げることで損失を最小限に抑えられることもあります。
しかし、建値決済にはデメリットも存在します。適切な建値決済のタイミングを見極めないと、大きな利益を逃してしまう可能性があります。
また、建値SLとは、建値で損切りラインを設定する方法であり、戦略的に活用することで、リスクを限定しながら取引を続けることが可能です。
さらに、建値撤退とは、エントリー価格まで相場が戻った際に取引を終了することを意味し、これをうまく活用することで資金管理の精度を向上させることができます。MT4の建値決済を活用すれば、自動的に建値で決済できるよう設定することも可能です。
本記事では、建値に関する基本的な概念から実践的な活用法までをわかりやすく解説します。FXのリスク管理を強化し、より安定した取引を目指すために、ぜひ最後までご覧ください。
- FXの建値とは何か、基本的な概念と仕組みを理解できる
- 建値決済の意味やリスク管理への活用方法を学べる
- 建値撤退や建値SLなどの実践的な手法を知ることができる
- MT4での建値決済の設定方法や適切なタイミングを把握できる
FXの建値とは?初心者向けにわかりやすく解説
- FXで建値にするとはどういう意味ですか?
- 建値を置くとはどういう意味ですか?
- 建値とは?わかりやすく説明
- 建値で逃げるとは?リスク管理の基本
- 建値決済のデメリットと注意点
- FX建値SLとは?損切りのポイント
FXで建値にするとはどういう意味ですか?


FXで「建値にする」とは、エントリーした価格(建値)で決済することを指します。これは、取引を開始した時点のレートでポジションを終了させるため、利益も損失も発生しない決済方法です。
例えば、1ドル=150円で買いポジションを持ち、価格が一時的に上昇した後に再び150円に戻ったタイミングで決済すれば、それは「建値にする」と言えます。



この方法は、相場の変動によって一度は含み損を抱えたものの、最終的に元の価格まで戻った際に損失を回避するために利用されることが多いです。
また、含み益が出ている場合にも、リスク管理の一環として建値決済を選択することがあります。例えば、価格がエントリー後に上昇したものの、再び下落して建値に戻る兆しが見えた際に決済することで、損失を未然に防ぐことができます。
この手法は、特にFX初心者や資金管理を重視するトレーダーにとって有効ですが、大きな利益を得る機会を逃してしまう可能性もあるため、状況に応じて使い分けることが重要です。
建値を置くとはどういう意味ですか?
FXにおいて「建値を置く」とは、エントリーした価格を基準にストップロス(損切り注文)や指値注文(利益確定注文)を設定することを指します。つまり、建値を基準にして、リスクを管理するための注文を入れる行為です。
例えば、1ドル=150円で買い注文を出した場合、価格が一時的に上昇し、152円になったとします。この時点でストップロス注文を150円に変更すると、「建値を置く」となります。これにより、万が一価格が急落しても、元のエントリー価格で決済され、損失を出さずに済む可能性が高まります。
この方法の利点は、含み益が発生した際に損失をゼロに抑えることができる点です。しかし、建値まで戻らずに反転上昇した場合、本来得られたはずの利益を逃してしまうデメリットもあります。



市場の状況を分析しながら、建値をどこに置くかを慎重に決めることが大切です。
また、建値を置く際にはスプレッド(売値と買値の差)を考慮する必要があります。エントリー価格と全く同じ位置にストップロスを置くと、スプレッドの影響でわずかに損失が発生する可能性があるため、少し利益が出る価格に設定するのが一般的です。
建値を適切に活用することで、FXトレードのリスクを抑えつつ、効率的な資金管理が可能になります。
建値とは?わかりやすく説明


建値とは、FX取引においてエントリー(ポジションを持った)したときの価格のことを指します。買いポジションなら買った価格、売りポジションなら売った価格が「建値」です。
例えば、1ドル=150円のときにドルを買った場合、この150円が建値となります。その後、価格が変動しても、最初にポジションを取った価格(建値)は変わりません。
建値は、利益確定や損切りの判断基準として重要な役割を持ちます。例えば、エントリー後に価格が上昇し含み益が出ている場合、リスクを抑えるために建値付近にストップロス(損切り注文)を設定することがあります。これにより、含み益が損失に変わるリスクを回避できます。
一方で、建値は単なる基準価格であるため、それ自体が利益や損失を生むわけではありません。FXでは、価格が建値に戻った際に決済を行う「建値決済」という手法もあり、特に初心者やリスク管理を重視するトレーダーに利用されています。
このように、建値はFXの取引において基本となる価格であり、トレード戦略を立てる上で欠かせない指標となります。
建値で逃げるとは?リスク管理の基本
FXにおける「建値で逃げる」とは、エントリーした価格(建値)でポジションを決済し、損失を回避することを指します。これは、含み損が発生した後に価格がエントリー時のレートまで戻ったタイミングで決済することで、損失をゼロにする戦略です。
例えば、1ドル=150円で買いポジションを持ち、価格が148円まで下落した場合、一時的に含み損が発生します。しかし、その後150円まで価格が戻ったタイミングで決済すれば、損失を出さずにトレードを終了できます。これが「建値で逃げる」行為です。



この方法は、特に以下のような場面で有効です。
- 価格の変動が激しく、今後の方向性が不透明なとき
- エントリー直後に想定と異なる動きをした場合
- 大きなニュースや経済指標の発表前でリスクを抑えたいとき
ただし、建値まで戻ることを過度に期待してしまうと、損切りの判断が遅れ、かえって損失が膨らむリスクもあります。また、スプレッドの影響で完全にゼロにはならず、わずかにマイナスになることもあるため注意が必要です。
建値決済のデメリットと注意点


建値決済は、損失を抑えるための有効な手段ですが、いくつかのデメリットや注意点もあります。適切に活用しないと、利益を逃したり、かえってリスクを高めたりする可能性があるため、慎重に判断することが大切です。
大きな利益を逃す可能性がある
建値決済を利用すると、損失を回避できる一方で、本来得られたはずの利益を逃してしまうことがあります。例えば、価格が一時的に下落し建値決済が執行された後に再び上昇するケースです。こうした状況では、建値決済をしなければより多くの利益を得られた可能性があります。
価格が戻らなければ損失が膨らむ
建値決済は、エントリー時の価格まで相場が戻ることを前提にしています。しかし、市場の動きによっては建値に戻らず、含み損が拡大する可能性もあります。特に、相場の方向性を見誤ると、建値決済を狙ううちに適切な損切りのタイミングを逃してしまうことがあります。
スプレッドの影響を受ける
FXにはスプレッド(売値と買値の差)があるため、建値決済をしても完全に損益ゼロにならない場合があります。例えば、買い注文でエントリーした場合、決済時の売値がスプレッド分だけ低くなるため、わずかにマイナスになることがあります。この点を考慮して、実際の建値よりも少し上に決済価格を設定するのが一般的です。
感情に左右されやすくなる
建値決済は「損失を回避したい」という心理に基づく行動であるため、慎重に判断しないと感情に流されやすくなります。含み損がある状態で建値に戻るのを待ちすぎると、結局損失が拡大することになりかねません。また、頻繁に建値決済を行うと、利益を出す機会が減るため、トレードの成績が伸び悩む可能性があります。
注意点:建値決済に頼りすぎない
建値決済はリスク管理の手段の一つですが、これだけに頼るのは危険です。相場状況をしっかり分析し、トレンドに沿ったエントリーや利確・損切りのポイントを事前に決めておくことが重要です。また、建値決済とトレーリングストップを組み合わせることで、リスクを抑えつつ利益を伸ばす工夫もできます。
FX建値SLとは?損切りのポイント
FXにおける「建値SL(ストップロス)」とは、損切り注文(ストップロス)をエントリー価格(建値)に設定する手法を指します。これは、含み益が発生した後に価格が逆行しても、最悪の場合でも損失ゼロでトレードを終えられるようにするためのリスク管理手法の一つです。
建値SLの基本的な考え方
例えば、1ドル=150円で買いポジションを持ち、価格が152円まで上昇したとします。この時点でストップロスを150円(建値)に変更すれば、その後価格が下落しても、150円で決済されるため損失を防ぐことができます。このように、建値SLを活用すると、含み益が一度出た後に損失へ転じるリスクを抑えることが可能です。
建値SLを設定するメリット
- 損失をゼロにできる:価格が建値まで戻った際に決済されるため、損をせずに取引を終了できます。
- 心理的負担が軽減される:損失の不安が減ることで、落ち着いたトレードがしやすくなります。
- 相場の変動を見守れる:利益を確保しつつ、価格がさらに伸びる可能性に期待することもできます。
建値SLのデメリットと注意点
- スプレッドによるわずかな損失:スプレッド分の価格差があるため、完全な損益ゼロにはならず、わずかにマイナスになることがあります。
- 過剰に早く設定すると利益を逃す:含み益が出た直後に建値SLを設定すると、相場の一時的な変動で決済されてしまい、その後の上昇トレンドを逃してしまう可能性があります。
- 市場の状況に応じて調整が必要:ボラティリティの大きい相場では、適切な距離をとって建値SLを設定することが重要です。
建値SLを有効に活用するポイント
- 適切なタイミングで設定する:急な値動きの後ではなく、ある程度の値幅を取ってから建値SLを設定することで、利益を最大化しやすくなります。
- トレーリングストップと併用する:建値SLだけでなく、価格が上昇するごとにストップロスを引き上げることで、利益を確保しながら損失リスクを抑えられます。
- エントリー時に損切り計画を立てる:建値SLを考える前に、エントリーの時点で適切な損切りラインを決めておくことが重要です。
このように、建値SLは損失を抑える有効な手段ですが、適切に使わなければ利益を逃す原因にもなります。相場の状況をよく見極めながら、柔軟に活用することが求められます。
FXの建値とは?決済のやり方と適切なタイミング
- 建値撤退とは?FXでの活用方法
- 建値決済の適切なタイミングとは?
- MT4での建値決済の設定方法
- 建値決済を活用するメリットとデメリット
- 建値決済を使いこなすためのポイント
建値撤退とは?FXでの活用方法


建値撤退とは、FX取引においてエントリー時の価格(建値)でポジションを決済し、損失をゼロにすることを指します。これは、相場が一時的に逆行して含み損を抱えたものの、その後建値まで回復した際に決済することで損失を回避する手法です。
建値撤退の具体的な活用方法
- 損失を回避するための手段
例えば、1ドル=150円で買いエントリーした後、価格が148円まで下落したとします。その後150円まで戻ったタイミングで決済すれば、損失を出さずに撤退できます。これにより、大きな損失を抱えるリスクを軽減できます。 - トレード戦略の一環として使う
建値撤退は、相場の動向が読めないときや、予想と異なる値動きをした場合に使うと有効です。特に短期トレードでは、想定したトレンドが崩れた場合に無駄なリスクを取らずに撤退する選択肢として活用できます。 - 資金管理を徹底するために利用する
FXでは、資金を守ることが何より重要です。建値撤退を適切に活用することで、大きな損失を回避し、トータルで勝ち続けることにつながります。無駄な損失を減らし、次のトレードに資金を回すことができるのも大きなメリットです。
建値撤退を使う際の注意点
- 頻繁に使いすぎると利益を逃す
価格が一時的に下落した後に上昇することもあります。早い段階で建値撤退してしまうと、その後の利益を取りこぼす可能性があるため、相場の流れをよく見極めることが大切です。 - 市場の状況を考慮する
ボラティリティの大きい市場では、建値撤退を狙いすぎると無駄な決済が増えます。ある程度の値幅を想定し、適切なタイミングで活用することが重要です。
建値決済の適切なタイミングとは?
建値決済を行うタイミングは、トレーダーの目的や相場の状況によって異なります。損失回避を目的とする場合と、利益確保を優先する場合では、適切なタイミングも変わるため、状況に応じた判断が求められます。
建値決済をすべきタイミング
- トレードが想定と異なる動きをしたとき
エントリー後に期待していた方向に価格が動かず、思惑と反対の値動きをした場合、無駄なリスクを回避するために建値決済を行うのが有効です。 - 急な予定や突発的なイベントが発生したとき
仕事や私生活で急にトレードができなくなった場合、ポジションを放置すると予期せぬ損失につながることがあります。建値決済を活用することで、不測の事態に備えられます。 - 寝る前や長時間チャートを見られないとき
FX市場は24時間動いており、夜間の相場変動によってポジションが想定外の損失を生むこともあります。就寝前に建値決済を設定することで、リスクを抑えながら安心して休むことができます。
建値決済を避けるべきタイミング
- 相場の一時的な変動で判断する場合
価格が少し戻ったからといってすぐに建値決済すると、その後の大きな利益を逃す可能性があります。特に強いトレンドが発生している場合は、多少の上下変動に惑わされずに持ち続ける方が良いこともあります。 - 損切りポイントを設定していない場合
建値決済に頼りすぎると、本来の損切りルールを無視してしまうことがあります。トレードの基本は、適切な損切りポイントを事前に決めることです。建値決済だけでなく、状況に応じた損切りの基準も設けることが大切です。
建値決済を活用するポイント
- 感情に流されずに判断する
「損をしたくない」という気持ちだけで建値決済を多用すると、結果的に勝率が下がる可能性があります。相場の流れを分析し、合理的な判断をすることが重要です。 - トレーリングストップと併用する
建値決済だけでなく、トレーリングストップを活用することで、利益を伸ばしながらリスクを抑えることができます。これにより、勝ちトレードの回数を増やすことが可能になります。
建値決済はリスク管理に役立つ手法ですが、適切なタイミングで行わないと、利益を逃したり無駄な決済を増やしたりすることにつながります。市場の状況をよく観察しながら、慎重に判断することが重要です。
MT4での建値決済の設定方法


MT4(MetaTrader 4)で建値決済を設定する方法は、逆指値注文(ストップロス)を建値に変更することで行います。これにより、含み益が出た後に価格が下落しても、損失を防ぐことが可能になります。ここでは、具体的な手順と注意点を解説します。
MT4で建値決済を設定する手順
- MT4を開き、「ターミナル」ウィンドウを表示
- 画面下部にある「ターミナル」ウィンドウで、現在保有しているポジションを確認します。
- もし表示されていない場合は、MT4の「表示」メニューから「ターミナル」を選択してください。
- 建値決済を設定したいポジションを選択
- 「取引」タブで、決済を設定したいポジションを右クリックします。
- 「注文の変更または取消」を選択すると、注文変更画面が開きます。
- ストップロス(S/L)を建値に変更
- 注文変更画面の「S/L(ストップロス)」欄に、エントリーした価格(建値)を入力します。
- 例えば、150.000円で買いポジションを取った場合、「S/L」に150.000を入力。
- 変更を確定
- 入力後、「変更」ボタンを押して設定を確定させます。
- これで、価格が建値に戻ったときに自動的に決済されるようになります。
MT4で建値決済を活用するポイント
- スプレッドを考慮する
- スプレッド(売値と買値の差)の影響で、建値で設定しても完全に損益ゼロにはならないことがあります。建値より少し上(または下)に設定することで、スプレッド分の損失を最小限に抑えることができます。
- トレーリングストップとの併用
- トレーリングストップ(価格が有利な方向に動いたら、自動でストップロスを引き上げる機能)と組み合わせることで、建値決済よりも効果的に利益を守ることができます。
- 短期取引では慎重に使用する
- スキャルピングやデイトレードのような短期取引では、価格が頻繁に変動するため、建値決済が発動しやすくなります。エントリー後すぐに設定すると、利益のチャンスを逃してしまう可能性があるため、適切なタイミングで設定することが重要です。
建値決済は、MT4の注文変更機能を使えば簡単に設定できます。ただし、相場の動きやスプレッドの影響を考慮しながら、適切な位置に設定することが重要です。
建値決済を活用するメリットとデメリット
建値決済は、FXトレードのリスクを抑える有効な手段ですが、一方でデメリットも存在します。正しく活用するためには、それぞれの特性を理解し、状況に応じて使い分けることが大切です。
建値決済のメリット
- 損失を最小限に抑えられる
- 含み損を抱えた場合でも、価格が建値まで戻った際に決済できるため、損失を回避できます。特に急な相場の変動や予想外の動きが発生したときに有効です。
- 心理的な負担が軽減される
- 建値決済を設定しておけば、損失の不安から解放され、冷静な判断がしやすくなります。特に初心者の方にとって、不要なストレスを減らせるのは大きな利点です。
- 相場を常に監視しなくてもよい
- チャートを長時間見続ける必要がなくなるため、仕事やプライベートが忙しい人にも適した手法です。特に寝る前や外出時に建値決済を設定しておくことで、不測の損失を防ぐことができます。
- 資金管理がしやすくなる
- トレードにおいて資金管理は非常に重要です。建値決済を活用すれば、リスクをコントロールしながら資金を守ることができ、無駄な損失を減らせます。
建値決済のデメリット
- 大きな利益を逃す可能性がある
- 建値決済は損失を抑える手法ですが、相場が一時的に下落した後に再び上昇するケースもあります。そのため、早めに建値決済を設定してしまうと、本来得られるはずだった利益を逃してしまうことがあります。
- 価格が建値まで戻らないこともある
- 相場が逆方向に進み続けると、建値まで戻ることなく大きな損失を抱えるリスクがあります。建値決済を設定したからといって、必ずしも損失がゼロになるわけではない点に注意が必要です。
- スプレッドの影響で若干の損失が発生する
- FXではスプレッド(買値と売値の差)があるため、建値ちょうどに決済を設定しても、実際にはわずかなマイナスになることがあります。特にスプレッドの広い通貨ペアでは、この影響が大きくなります。
- 頻繁に使いすぎるとトレード回数が増える
- 建値決済を多用すると、ポジションを持ってもすぐに決済されてしまい、トレード回数が増えてしまいます。結果としてスプレッドや手数料が積み重なり、トータルの収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
建値決済を適切に活用するポイント
- トレンドを見極める
- 建値決済は、トレンド相場よりもレンジ相場で効果を発揮しやすいです。トレンド相場では、価格の変動幅が大きいため、早い段階で建値決済をすると利益を逃すリスクが高まります。
- 損切りと組み合わせる
- 建値決済だけに頼るのではなく、適切な損切り(ストップロス)も設定しておくことで、資金を守るリスク管理が可能になります。
- トレーリングストップを活用する
- 価格が有利な方向に動いた場合、ストップロスを徐々に引き上げることで、利益を最大化しつつ損失を抑えることができます。
建値決済は、損失を抑えながらトレードを続けるための有効な手段ですが、使い方を誤ると利益を減らしてしまう可能性もあります。相場の動きやトレードスタイルに応じて、適切に活用することが重要です。
建値決済を使いこなすためのポイント


建値決済は、FXトレードにおいて損失を最小限に抑える有効な手法ですが、適切に活用しなければ利益を逃してしまうこともあります。ここでは、建値決済を効果的に使うためのポイントを解説します。
1. 建値決済のタイミングを見極める
建値決済は、適切なタイミングで設定しなければ意味がありません。特に以下のような状況では、建値決済を設定するか慎重に判断する必要があります。
- 含み益が出た直後に設定しすぎない
- 価格がわずかに上昇しただけで建値決済を設定すると、小さな値動きで決済され、結果的に利益を逃す可能性があります。ある程度の値幅が確保された段階で設定することが重要です。
- 相場の流れが変わりそうなときに活用する
- 例えば、上昇トレンド中に建値決済を設定すると、短期的な押し目で決済されてしまい、その後の上昇トレンドに乗れないことがあります。トレンドが明確でない場合や、重要なサポート・レジスタンス付近では建値決済を活用すると有効です。
2. スプレッドを考慮して設定する
FXでは、スプレッド(売値と買値の差)があるため、単純にエントリー価格に建値決済を設定しても、わずかにマイナスが発生することがあります。これを避けるためには、以下のような方法を検討するとよいでしょう。
- 建値よりも少し上(または下)に決済を設定する
- 例えば、買いポジションの場合、エントリー価格よりも1~2pips上に建値決済を設定すると、スプレッド分の影響を受けにくくなります。
- スプレッドの狭い通貨ペアを選ぶ
- スプレッドが広い通貨ペアでは、建値決済を設定してもマイナスになりやすいです。主要通貨ペア(USD/JPYやEUR/USDなど)はスプレッドが狭いため、建値決済を活用しやすくなります。
3. 建値決済と損切りを使い分ける
建値決済は損失を抑える手段として便利ですが、損切りと適切に組み合わせることで、より効果的な資金管理ができます。
- 損切りとセットで活用する
- 価格が建値まで戻らない場合を想定し、適切な損切りポイントを設定しておくことで、不要な損失を避けられます。
- 状況に応じて建値決済ではなく損切りを選択する
- 価格が建値に戻らず大きく下落する可能性がある場合、建値決済に頼りすぎず、早めに損切りすることも重要です。
4. トレーリングストップと併用する
建値決済を使うだけではなく、トレーリングストップを活用すると、利益を伸ばしながらリスク管理ができます。
- トレーリングストップの仕組み
- 価格が有利な方向に進むと、自動的にストップロス(損切りポイント)が移動する仕組みです。例えば、買いポジションの場合、価格が上昇するとストップロスが引き上げられ、利益を確保しながら取引を続けられます。
- 建値決済との組み合わせ方
- 最初は建値決済を設定し、その後価格が大きく伸びた場合はトレーリングストップに切り替えることで、損失をゼロにしながら利益を最大化できます。
5. トレードの記録をつけて改善する
建値決済をうまく活用するためには、過去のトレードの記録を残し、どのような場面で成功したのかを振り返ることが重要です。
- 成功した建値決済のパターンを把握する
- どのような相場状況で建値決済が効果的だったのかを記録し、似たような状況で再現できるようにする。
- 不要な建値決済を減らす
- 過去のトレードを見直し、無駄に建値決済を設定していなかったか確認する。不要な決済を減らすことで、利益を最大化できる可能性が高まります。
まとめ
建値決済は、損失を抑えるための便利な手法ですが、使い方を間違えると利益を逃してしまうこともあります。適切なタイミングで設定し、スプレッドや相場の流れを考慮しながら活用することが重要です。
また、損切りやトレーリングストップと組み合わせることで、より効果的なリスク管理が可能になります。過去のトレードを振り返りながら、自分のトレードスタイルに合った建値決済の活用法を見つけることが大切です。
FXの建値とは?基本から活用法まで徹底解説
この記事のポイントをまとめます。
- FXにおける建値とは、エントリーした際の価格を指す
- 建値決済は、エントリー価格で決済し損益ゼロにする手法
- 建値を置くとは、エントリー価格を基準に損切りや指値注文を設定すること
- 建値で逃げるとは、損失を回避するためにエントリー価格で決済すること
- 建値撤退は、トレードのリスク管理として使われる手法
- FX建値SLは、損切りポイントを建値に移動させる戦略
- 建値決済のタイミングは、相場状況やトレードスタイルによって異なる
- MT4では、ストップロスを建値に設定することで建値決済を行う
- 建値決済のメリットは、損失を抑え心理的負担を軽減できる点
- デメリットとして、大きな利益を逃すリスクやスプレッドの影響がある
- 建値決済は短期トレードでは慎重に使う必要がある
- トレーリングストップと併用することで利益を伸ばしやすくなる
- 相場のトレンドを見極め、建値決済を適切に設定することが重要
- 取引記録をつけることで、建値決済の有効な活用法を見出せる
- 建値決済を過信せず、損切りや利益確定のルールと併用することが望ましい